「HSエディション」
■ HSエディションとは・・・HSエディションとはデジタル版画製作第一人者の長谷川真紀男氏が開発した技術を元に、千住博先生とともに共同で開発した新しい版画スタイルです。しかし版画とはいっても、いわゆる(版)が存在するわけではなく、それはコンピューターのハードの中に膨大なデータとして蓄積させています。データは幾度となく繰り返された色だし(試し刷り)によって、何度も調整され、更新されました。紙も何種類も試し、納得のいく作品に仕上がるまでおよそ半年の期間を要しました。このHSエディションの完成品は、これまでのエスタンプ版画には見られなかったレベルで原画の質感の再現に成功しているばかりでなく、原画から自立した美術品として認識できるほどのものに仕上がっています。これは日本画の絵の具と同じ顔料タイプのインクを用いているということもありますが、長谷川真紀男氏がこれまでの仕事を培ってきた経験や工夫、センスなどと千住博氏のアーティストとしての感性がコラボレートし、双方の意図を反映したテクスチャア(質感)が初めて画面に生み出された結果なのです。浮世絵の版画が印象派を生んだように、二人の日本人によりニューヨークで生まれたHSエディションは、世界のアートの常識を塗り替えようとしています。
(作品資料より抜粋)
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